2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧
池田清彦の「環境問題のウソ」(ちくまプリマー新書)を取り上げたとき(ここ)に、よく意味を取りかねるコメントを書き込んでいただいた。(そういうつもりじゃないのに慇懃無礼な感じの文章になってしまうなあ。) これはやはり池田清彦批判なのだろう。 …
NHK-BShiで放送していた「今夜決定!?世界のダンディ30人」をほぼ最初から最後まで見てしまった。3時間。 くだらん番組を見てしまった。 奥田瑛二が司会で、高橋源一郎らがいろいろな分野のダンディなひとを決めていくという番組だったのだがついつい見…
養老孟司と池田清彦の対談「ほんとうの環境問題」(新潮社)に多少興味を持ったが買うほどではないので、この二人の著者の本を図書館で借りる。 養老孟司は「バカの壁」(新潮新書)を読んだ。知らない人の本を読むときはど真ん中の代表作を読むべきだと思っ…
朝日新聞の連載小説「徒然王子」(島田雅彦著)はいまだに毎朝読んでいる。 はっきり言うとつまらないのだけれど。(言っちゃった。言うとますますつまらなく感じそうであまり言いたくなかった。) 山林地主ムラカミの家のレイコって、村上春樹の「ノルウェ…
「革命か反抗か カミュ=サルトル論争」(新潮文庫)は最後のフランシス・ジャンソンの批評の途中で興味を失い、読むのをやめる。 以下は途中まで読んだ感想。 夫婦喧嘩でも、親が子供を叱る場合でも同じように思うが、やったこと(言ったこと)に対する理論的…
ベルクソンの「時間と自由」が終わって、そのまま引き続き「物質と記憶」に行く前に、「革命か反抗か カミュ=サルトル論争」(新潮文庫)を通勤時に読む。 この本はカミュの「反抗的人間」に対するフランシス・ジャンソンの批判から始まる。 調べてみるとフ…
ベルクソンの「時間と自由」(岩波文庫)を読み終えた。 たとえば、「愛と恋はちがう。愛はこういうもので、恋はこういうもの。あなたの言っているのは愛じゃない。」というような台詞を聞いてなんだか感じる馬鹿らしさというか、よくわからなさは、それが感…
去年の夏の大会から甲子園を見始めたので、センバツは初めて見る。 夏とひどく違うのかと思っていたらそんなに変わらない。おもしろい。 これまでの人生で野球を熱心に見たことがないので野球用語を知らず、知らない言葉は妻に訊いている。 「失策」(エラー…
プルースト「失われた時を求めて」6巻236ページまで。 ・ステルマリア夫人ともブーローニュの森で一緒に食事、の予定だったがドタキャンされる。 断られるとそこから考えを切り替えることができない。 ・サン=ルーとレストランに行くが、語り手が先に入…
映画「パリ、ジュテーム」のなかで、別れようと思っていた妻が病気になって、看病しているうちに本当に大切な存在になるという話があり、なかなかおもしろい映画だなあと思い同じ監督(イザベル・コイシェ)の「あなたになら言える秘密のこと」を借りてきて…
ジュゼッペ・トルナトーレ監督の「海の上のピアニスト」を見た。 松任谷由実のコンサートで、動き回るピアノを弾くという場面があったがそれの元ネタを発見した。 1900(ナインティーン・ハンドレッド)という名前の主人公で、1998年に作られた映画…
いろいろな監督の5分程度の短編を集めた「パリ、ジュテーム」を見た。 別れようとしている夫の話、カウボーイの話、パントマイムの話、最後の「失われた時を求めて」みたいな中年のおばさんの話などおもしろいものが多かった。 最近コーエン兄弟に少し興味…
「のだめカンタービレ」のドラマの最終回がテレビで再放送していたので録画して見る。最終回のみ見るドラマは初めてだ。 千秋(玉木宏)はかっこよくて雰囲気はあるのだが、あんなふうに泣かない。そもそもあの程度のコンサートで泣くはずがない。 泣いたり…
二ノ宮知子の「のだめカンタービレ」の最新刊の20巻まで読んだ。 たぶんもう終わりかけで、恋人同士が次々とくっついていく。 少女マンガでは結末になんらかの恋愛の落とし前をつけなければならない。それは少年マンガで誰が一番か最終的に勝負して決めな…
読むとしたところで、プルーストを読み終わった後だろうからかなり先のことだが、忘れてしまいそうなので(忘れて誰かが困るということも――私を含めて――ないのだが)、音楽関係でいま多少興味のあるものをメモしておく。 ロマン・ロラン「ベートーヴェンの生…
漫画を買うことは滅多にないのだけれど、二ノ宮知子の「のだめカンタービレ」を全巻購入してしまった。何度も読みたいような気がしたので、大人としてごっそり買いました。 うちの本棚に唯一並んでいる漫画作品です。あ、あと安野モヨコの「監督不行届」があ…
続きも借りてきてしまった。 二ノ宮知子の「のだめカンタービレ」の13巻まで読んだ。 これはもうギャグ漫画でも恋愛漫画でもなくなっている。芸術漫画とでも呼ぶべきだ。芸術とは何かを考える漫画。 「それは遊びでやってるんだ」と言い続ける趣味で絵をや…
二ノ宮知子の「のだめカンタービレ」を10巻まで読んだ。 噂でパリに行ってからはあまり面白くないという話を聞いていたので、とりあえず様子を見てみようと思い、レンタル屋でここまでしか借りてこなかった。 この漫画は努力を描く漫画で、他人を引きずり…
今日は午前中にアニエスカ・ホランド監督の「敬愛なるベートーヴェン」を見た。 たいへんいい映画だった。 指揮者の緊張感が疑似体験できる。 アンナに手を出さないベートーヴェンは立派。 たいへんおもしろい映画で、ベートーヴェンにさらに興味を持ったの…
羽海野チカの「ハチミツとクローバー」のおもしろさがまったく理解できず、もうしばらくは流行りの少女マンガは読まなくてもいいやと遠ざかっていたのだが、プルーストとアランの影響でベートーヴェンを聴いているので、二ノ宮知子の「のだめカンタービレ」…
プルースト「失われた時を求めて」5巻読了。 ・シャルル・モレルによって、アドルフ大叔父に最後に会ったときにそこにいた女性がスワン夫人であったことが語り手にわかる。 ひとりの人物の二つの印象が結びつかないということがよく出てくる。 ・ヴィルパリ…
トルストイの「人生論」(新潮文庫)を読んだ。 本気で言ってるの? というところが多々あったけれど、たぶん本気で言っているのだろう。 トルストイにとって、お兄さんは死んだわけではなく、――いやちがうな、死んだのだけれど、それは動物的な個我が滅んだ…
プルースト「失われた時を求めて」5巻544ページまで。 ・やはり読んだ感想は読んだ時に書いておかないといけない。きちんと書きます。 ・ユダヤ人のブロックはいろいろとバカなことをやっていたけど、結局ヴィルパリジ夫人からサロンを追放される。最後…
カミュの「シーシュポスの神話」に続いて、トルストイの「人生論」を通勤時に読んでいる。 小説家の哲学書つながりで選んだが、あまりおもしろくない。 いや、おもしろくないこともないのだが、読んでいて驚きというか発見の悦びというか、そういうものがな…
カミュの「シーシュポスの神話」を読んだ。 人間の知性が自分自身が死ぬことを明らかにするのに対し、その恐ろしさに耐えられず本能が物語を作って永遠の生や死後の世界の話を作るというベルクソンの話をちょうど引き継ぐように、カミュは、そのような物語に…
プルースト「失われた時を求めて」5巻388ページまで。 ・サン=ルーの恋人ラシェルに会う。 ラシェルというのは語り手が勝手に名付けた綽名だと思っていたら本当の名前だった。 ラシェルはまだ売れていない女優だがラ・ベルマ以上の才能を秘めていること…
録画していた、イーストウッド監督の「ミスティック・リバー」を見た。 ひどい話だったけれど、上品に描いていた。もっと血が出たり暴力的だったりするものを想像していた。 ティム・ロビンスが主人公で、自分の中の闇を乗り越えることができて終わり、とい…
万城目学の「鹿男あをによし」(幻冬舎)を読み終えた。 剣道の試合のところが長く、なんで結果の分かっていることをこんなに長々と書くのか、と思って読み飛ばしたら、そのまま最後まで読み飛ばしてしまった。高速道路を下りてもしばらくその感覚が抜けぬま…
昨夜はお酒を飲みに行って猛烈に眠くなり、十時ごろ帰ってそのまま炬燵で寝て風呂に入ってベッドで寝た。 ほんとうに、目を開けていられないほど眠かった。そろそろ外で誰かとお酒を飲むのを控えようかとすら思う。眠すぎてほとんど話を聞いていない。複数な…
どちらも少しずつ読んでいたベルクソンの「道徳と宗教の二源泉」(岩波文庫)とアランの「プロポ1」(みすず書房)を両方読み終えた。 ベルクソンが言うには、知性の働きによって人間だけが他の人間が死ぬのを見て自分が死ぬということを知っている。しかし…