2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

猪瀬直樹『ピカレスク 太宰治伝』

このところ猪瀬直樹を読んでいるので、『ピカレスク 太宰治伝』(小学館)を再読した。とてもおもしろかった。 太宰治の戦中戦後の作品はほんとうに充実しているなと思った。まとめて読みたくなった。 この本は太宰治の遺書のことば「井伏さんは悪人です」の…

『小林秀雄全作品 25』

『小林秀雄全作品 25』を読んだ。 数学者岡潔との対談「人間の建設」が中心。 他には「常識について」というデカルトについて書かれたものもあった。デカルトについてはアランを読んでいたときに関連で読んだことがあるのだが、また『情念論』などを読みたく…

小林秀雄「考えるヒント」後半

昨日インフルエンザの予防接種を受けたら今朝寒気がして少し熱があった。 いまはだいぶ楽になったのでおそらく予防接種のせいなのだろう。 『小林秀雄全作品 24』を読んだ。「考えるヒント」の後半部分が入っている。 荻生徂徠の話が中心で難しい。わかると…

太宰治についての講演ふたつ

図書館で、太宰治についての講演CDを二つ借りてきて聞く。 猪瀬直樹の「今解き明かされる文豪たちの謎 第十一巻 太宰治」と井上ひさしの「井上ひさし講演 名優 太宰治」。 どちらもおもしろかった。 太宰治には味の素信仰があり、睡眠薬にも味の素をかけて…

猪瀬直樹『ペルソナ 三島由紀夫伝』

猪瀬直樹『ペルソナ 三島由紀夫伝』(文春文庫)を読んだ。 『マガジン青春譜』と違って(覚えていないがおそらく『ピカレスク』とも違って)、この本では「僕」という一人称で作者が登場する。それが違和感があった。突然「僕」が何度か出てくるのだが、こ…

川端、三島

昨日車に乗っているときにFMをつけていたら、川端康成の『古都』について話していた。 つい先日猪瀬直樹の『マガジン青春譜』を読み終えたばかりで、川端康成に少しだけ興味があるのでラジオを聴いていた。あとで調べたら小川洋子のラジオ番組だったのだが…

このところ見ているテレビについて

テレビ番組「世界は言葉でできている」を見ていたら、司馬遼太郎の名言が出てきて、名言自体にはそれほどの感銘を受けなかったのだが、思いつくことがあった。 昨日猪瀬直樹の『マガジン青春譜』を読んだのだが、猪瀬直樹のやっているのは司馬遼太郎のやって…

猪瀬直樹『マガジン青春譜 川端康成と大宅壮一』

猪瀬直樹『マガジン青春譜 川端康成と大宅壮一』(小学館)を読んだ。 とてもおもしろかった。川端康成の気色悪さがよくわかる。 もともと川端康成に興味があり読み始めて、川端康成の小説のブックガイドのようなものを期待していたのだが、川端康成の小説に…

岡本太郎『青春ピカソ』

岡本太郎『青春ピカソ』(新潮文庫)。 西岡文彦『ピカソは本当に偉いのか?』を読んだついでに、岡本太郎のこの本も読んでみた。 ルーブル美術館でセザンヌとピカソを見て泣いた話が最初にあったが、そこがもっともおもしろかった。解説にもあったが、絵を…

コナン・ドイル『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』

コナン・ドイル『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』(光文社文庫)を読んだ。 結構前に山本周五郎の『寝ぼけ署長』を読んで、その後ポーの短編集を読み、引き続きホームズの未読のものを読もうと思い読み始めた。会社の往復で少しずつ読んだので時間がかか…