2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

岸田秀『唯幻論物語』

岸田秀『唯幻論物語』(文春新書)を読んだ。 この本は小谷野敦の『すばらしき愚民社会』の岸田秀批判の反批判として書かれたものらしい。 しかし『すばらしき愚民社会』を読んでいないので、反批判が正当なのかどうかはわからない。 あとがきでは小谷野敦の…

ヒッチコック監督『マーニー』

ヒッチコック監督の『マーニー』を録画していたので見た。 昔見たことがあるのだが、全く忘れていた。そしてまた忘れてしまうと思う。 おそらく当時フロイトの心理学が流行っていて、それをネタにヒッチコックが撮ろうと思ったのだろうと思う。 心理的な病に…

山田洋次監督『東京家族』

山田洋次監督『東京家族』をテレビで見た。 私の両親がこの映画のことを、ひさしぶりに映画館で映画を見たがとてもよかった、と言っていた。 世代で言えば私の両親くらいの年代がターゲットの映画なのかもしれない。私にはずっと違和感があり、最後まで違和…

岸田秀『性的唯幻論序説 改訂版 「やられる」セックスはもういらない』

岸田秀『性的唯幻論序説 改訂版 「やられる」セックスはもういらない』(文春文庫)を読んだ。 『ものぐさ精神分析』はものすごく好きで、岸田秀には結構影響を受けていると思うのだが、こんなにもおもしろくなかったっけ、と思った。 なにひとつ興味深い話…

西研『集中講義 これが哲学! いまを生き抜く思考のレッスン』

西研『集中講義 これが哲学! いまを生き抜く思考のレッスン』(河出文庫)を読んだ。 前半はおもしろかったが、後半はそうでもなかった。 フーコーやデリダよりもフッサールやヘーゲルのほうがすごい、みたいな話はもういいのではないか。「いまを生き抜く…

「軍師官兵衛」第三話、岸田秀

大河ドラマ「軍師官兵衛」第三話の録画していたものを見る。 最後のほうで主人公がキリスト教に惹かれる場面があり、このひとがどのように入信するのかに興味を持った。やはり司馬遼太郎を読むべきだろう。 ちょうどこの前読んだ『梟の城』に登場した今井宗…

司馬遼太郎『梟の城』

司馬遼太郎『梟の城』(新潮文庫)。 もっと秀吉の話をするのかと思ったら、秀吉は最後に登場するだけだった。 忍者の話が中心だった。 忍者の話を聞くつもりだったら楽しかったのだろうが、秀吉の話を聞くつもりだったのであまりおもしろくなかった。 次は…

大河ドラマの徳川家康予想、心理学、健康診断

録画したNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の第二話をインターネットをしながら見た。 たぶんもう続かない。そのうち見なくなると思う。 初恋って必要かなあ。 気になっているのは、黒田官兵衛がどこかに幽閉されて見つかるあたりが見たいのと、徳川家康をだれ…

是枝裕和監督『奇跡』

是枝裕和監督『奇跡』を見た。 この監督の作品の、子供は親の言葉を繰り返すという思想は健在で、今回は孫が祖父の言葉を繰り返した。「今日は積もらへんな」。 両親の離婚により鹿児島に引っ越してきて、桜島の火山灰が嫌いな主人公が最後に自分の環境を受…

芥川龍之介「魔術」「杜子春」、司馬遼太郎の忍者もの、黒田官兵衛

正月に甥に本をプレゼントしたのだが、贈った本(『ふしぎな話 (中学生までに読んでおきたい日本文学)』)の目次を見ていて、芥川龍之介の「魔術」という短編が気になり、ちょうど家にあった本に入っていたので読んでみた。 ついでに同じ芥川龍之介の「杜子…

西研・竹田青嗣・本郷和人『歴史と哲学の対話』

西研・竹田青嗣・本郷和人『歴史と哲学の対話』(講談社)を読んだ。 前半は西研と本郷和人の対談、後半は竹田青嗣と本郷和人の対談だった。 竹田青嗣は司馬遷の『史記』とヘロドトスの『歴史』とトゥキディーデスの『戦史』とブルクハルトの『ギリシャ文化…

西研の本、「軍師官兵衛」初回

年始の特別番組、NHKの「100分de幸福論」を見ていたら西研の説明が上手で、久しぶりに西研の本を読みたくなった。 手始めに『歴史と哲学の対話』を読んでいる。 これはNHK大河ドラマ「平清盛」で天皇家を王家と呼んだことで叩かれた(らしい)本郷和人…

「軍師官兵衛」への躊躇、「紅白歌合戦」の総括

たぶんNHKをよく見るせいだと思うが、大河ドラマは毎年注目してしまう。今年の「軍師官兵衛」も注目している。戦国時代の小説を読んでみようかと思っている。 ドラマの宣伝で「命を粗末になさるな、生きられよ」と主人公が叫ぶのだが、これが流れるたびに…