2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

川上未映子訳『たけくらべ』

川上未映子訳『たけくらべ』(『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集13 樋口一葉 たけくらべ/夏目漱石/森鴎外』所収)を図書館で借りて読む。 樋口一葉の『たけくらべ』を、ずっと読むことが出来なかったのだが、初めて現代語訳で読めてあらすじを理解することが…

伊藤比呂美訳『発心集』

伊藤比呂美訳『発心集』(『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集08 日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集』所収)を図書館で借りて読む。 発心とは出家しようとすることで、鴨長明の書いた『発心集』には出家することを決めた人たちの話がたくさん書かれてい…

町田康訳『宇治拾遺物語』

見えにくくなっていた左眼は目薬を差しているせいかだいぶ良くなっている。 そのうち治るのではないかと思っている。 目が悪いせいで本を読むのを控えているのだが、そうするとすることがない。 本を読まなければ時間を持て余すのだということがよくわかった…

クリント・イーストウッド監督『ハドソン川の奇跡』

クリント・イーストウッド監督『ハドソン川の奇跡』を観る。 科学的に検証するということは、実は大切な何かが抜け落ちてしまうことなのではないか、という話なんだろうと思う。 見やすくておもしろい話だった。

『週刊文春「シネマチャート」全記録』

左眼が、明るい光を見たあとの残像がずっと残っている状態のように昨日くらいからなっていて見にくい。所謂”飛蚊症”のような状態。 今日眼科に行ったが原因がよくわからず、明後日大きい病院に紹介状を持って行くことになった。 もう二十年くらい前に同じよ…

いまだ留学準備中

いまだ留学準備中である。 なかなか旅立てない。 ディケンズの『二都物語』を読み終えたにもかかわらず、まだだ。 やはりほんとうにどこか外国へでも行かないと、日本にいながら英語の勉強をするのは難しい。 村上龍の『歌うクジラ』を読み終えたらとか、読…

中島岳志『ガンディーからの<問い> 君は「欲望」を捨てられるか』

君は「欲望」を捨てられるか">中島岳志『ガンディーからの 君は「欲望」を捨てられるか』(NHK出版)を図書館で借りて読む。 もうすぐこの本の文庫版(『ガンディーに訊け』)が発売されるようなのだが、興味を惹かれ発売の前に単行本で読んでみた。 ガンデ…

マイク・モラスキー『新版 占領の記憶 記憶の占領 戦後沖縄・日本とアメリカ』

マイク・モラスキー『新版 占領の記憶 記憶の占領 戦後沖縄・日本とアメリカ』(岩波現代文庫)を読む。 占領期の文学について詳しく書かれていて、興味を持てる作品が多く出てくるかと思ったが、そんなに多くはなかった。 いちばん読みたく思ったのは、曽野…