2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

森田芳光監督『椿三十郎』

録画していた森田芳光監督『椿三十郎』を観た。 黒澤明の『椿三十郎』が大好きなので、興味はあったのだがこれまで機会がなくて観ていなかった。 おもしろかったが、ひさしぶりに黒澤明のほうも観たくなった。 顔の長い人って誰だろうと考えていたのだが、藤…

井上靖『孔子』

井上靖『孔子』(新潮文庫)を読んだ。 単行本の刊行時期から考えると、ベストセラーとなっていたこの本を中学の最後か高校の初めの頃に私は読んでとても感動したことを覚えている。おそらく学校の図書室で借りて読んだのだろう。 いま読むと、十五歳くらい…

『俺の家の話』最終回

テレビドラマ『俺の家の話』の最終回を見ていたら、能の「隅田川」を演じている傍で西田敏行と長瀬智也が話をするというちょっと見たことがない展開で、「隅田川」というのはどのような話なのだろうかと気になり、白洲正子の『能の物語』の「隅田川」を読む…

「プロフェッショナル 仕事の流儀」庵野秀明スペシャル

録画していたNHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」の「庵野秀明スペシャル」を見た。 『エヴァンゲリオン』のファンでは全くないので、新作映画にはこれっぽっちの興味もないのだがおもしろい番組だった。こんな番組はNHKでしか作れない。「情熱大陸…

山田洋次監督『男はつらいよ お帰り 寅さん』

山田洋次監督の『男はつらいよ お帰り 寅さん』を観た。 「くるまや」の仏壇に寅さんの写真はなく、おいちゃんとおばちゃんと満男の死んだ妻の写真が飾られるので寅次郎は死んでないということなのだろうか。だれも寅次郎の現在やあるいは死に際について話を…

三谷幸喜監督『ザ・マジックアワー』

三谷幸喜監督の『ザ・マジックアワー』を観た。 三谷幸喜の映画は最後にうまくまとまるものとまとまらないものがあって、大半がまとまらないのだが、この映画もうまくまとまらなかった印象だ。 楽しいのだが、最後はよくわからないまま終わる。 それが少し残…

ミシマ社編『THE BOOKS green 365人の本屋さんが中高生に心から推す「この一冊」』

ミシマ社編『THE BOOKS green 365人の本屋さんが中高生に心から推す「この一冊」』(ミシマ社)を図書館で借りて読んだ。 最初にこの本の企画について、三島邦弘が、ある作家が学生時代に部活の先輩から一冊の本を薦められたことから本を読むようになったと…

日本アカデミー賞授賞式

昨夜は「日本アカデミー賞授賞式」をテレビで見たが、ひさしぶりにおもしろかったように思う。 草彅剛はこの前NHKで見たドラマ『ペペロンチーノ』も良かったが、最近よい仕事に恵まれているのだと思う。たぶんこちらもSMAPにまつわるいろいろなことを勝手に…

吉川英治『新・平家物語(十五)』

吉川英治『新・平家物語(十五)』(新潮文庫)を読んだ。 屋島での戦い。だんだんと平家の終わりが近づきつつある感じ。 このあとの那須与一が扇を射つ話は有名で、そのあとの話を知らないが、そこが次の巻で読めるのだと思う。那須与一が扇を射ち落とした…

頭木弘樹編『絶望図書館』

頭木弘樹編『絶望図書館』(ちくま文庫)を図書館で借りて読んだ。 「おとうさんがいっぱい」三田村信行作・佐々木マキ画 たいへんおもしろくて、少しおそろしくて読んでしまった。 「最悪の接触(ワースト・コンタクト)」筒井康隆 筒井康隆らしいといえば…

アガサ・クリスティー『パディントン発4時50分』

アガサ・クリスティーの『パディントン発4時50分 (クリスティー・ジュニア・ミステリ 9)』(早川書房)を図書館で借りて読んだ。 少し前にテレビで、三谷幸喜が脚本を書いた『死との約束』を見た。アガサ・クリスティーの原作を日本を舞台にした話にして、野…

柳田国男『先祖の話』

NHKの「100分de名著」に取り上げられるので、ずっと前に買っていた柳田国男の『先祖の話』(角川ソフィア文庫)を読んだ。 正月とお盆がともに先祖を敬うためのものだとか、三十三回忌で一応終わりでそれ以降は法事をしないのが普通とか(たぶん)、そういう…

アストリッド・リンドグレーン『長くつ下のピッピ』

アストリッド・リンドグレーン『長くつ下のピッピ』(岩波書店)を図書館で借りて読んだ。 娘が読むかと思って借りたけれど、「学校の図書室でちょっと読んだけれどあんまり好きじゃなかった」という理由で読まないので私が読んだ。妻も読んだがあんまり好き…

下村湖人『論語物語』

下村湖人『論語物語』(河出文庫)を読んだ。 『論語』の話をつないで物語風に書かれてあって読みやすい。 しかし僕には孔子が少し嫌な人に思えた。もともと孔子の考えってほんとうに素晴らしいのだろうかと少しばかり疑問に思っているせいなのだろう。文句…

吉川英治『新・平家物語(十四)』

吉川英治『新・平家物語(十四)』(新潮文庫)を読んだ。 源頼朝と源義経の兄弟は仲が悪い。兄が弟を嫌っている。どうしてそうなのかは、よくわからない。 義経の家では正妻の百合野と、側室というか妾と言うべきかの静が仲が良い。静は有名だが百合野とい…