2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧
猪瀬直樹『昭和16年夏の敗戦』(中公文庫)を読んだ。 猪瀬直樹の本はおもしろくて結構読んだ時期があったのだけれど、この本は読んでいなかった。日本の戦争を振り返るついでに読んでみた。 昭和十六年に太平洋戦争が始まる前に、三十代くらいのエリート…
はじめあまり興味がなかったのだが、三島由紀夫について語っているものであるという事と、小林秀雄全集には五回の対談のうち一回しか載っていないという言葉を解説に読み、それならばと思い『小林秀雄 江藤淳 全対話』(中公文庫)を読む。 三島由紀夫につい…
大河ドラマ「いだてん」はオリンピックの話なのかと思っていたが、だんだんと昭和史を振り返る話になっているように思う。 ちょうど、私もいま昭和史に興味を持っているので毎週わりと楽しみに見ている。 これから日中戦争があり、太平洋戦争があり、敗戦が…
加藤陽子『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』(朝日出版社)を図書館で借りて読む。 3章の日独伊三国軍事同盟の話を読んでいたら、この時代の外国の歴史についても知らなければならないなと思った。 最近話題になった以下のものを見たり読んだりして…
NHKの「昭和天皇は何を語ったのか ~初公開・秘録「拝謁記」~」という番組を録画していたので見た。 初代宮内庁長官が昭和天皇とのやり取りを残していたものが見つかって、昭和天皇の戦争への反省が語られていたというものだった。 ちょうどいま日清戦争か…
加藤陽子『とめられなかった戦争』(文春文庫)を読む。 1944年、1941年、1937年、1933年と、だんだんと歴史を遡り、その時代時代のターニングポイントについて語るという格好の本だった。短い本で分かりやすい。時代を遡るのもちょっとどう…
三島由紀夫『三島由紀夫紀行文集』(岩波文庫)。 三島由紀夫が海外旅行に行ったり国内旅行をしたりして書いた紀行文を集めている。 この前『潮騒』を読んだので、「「潮騒」ロケ随行記」がいちばん印象に残ったが、どれもそんなにはおもしろくなかった。「…
加藤陽子の本(『戦争まで』)を読んでいたら、吉野作造の論文について、 《吉野先生の論文は、すごく読みやすくて、読み始めると最後まで読みたくなりますよ。》(76頁) と書いてあり、「そんなことがあるだろうか(いや、ない)」と古文の反語のような…
加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(新潮文庫)。 一度単行本で読んだのだけれど、もう一度読もうと思い古本屋で文庫を買う。 日清戦争から太平洋戦争までの歴史が講義形式で語られるのだが、とても複雑で、読んでいるときは理解できているよ…
テレビでの放送を録画していた片渕須直監督の『この世界の片隅に』を観た。 戦争中の日本の日常生活というのがどういうものなのか具体的にどういうものなのかがよく分かる。 空襲される感じも。 広島の呉から、広島市の原爆投下のときの様子がどのように見え…
千葉雅也『アメリカ紀行』(文藝春秋)を図書館で借りて読む。 哲学者が旅をしてそれを薄い本にまとめたものだと思い、おもしろそうだと思って読んでみた。 ちょっと期待していたものとは違ったのだけれど(どのように期待していたのか具体的には言えないが…
今日娘(七歳)に、戦争はどうして始まったのか訊かれ、満州事変での軍部の暴走とか思ったのだけれど、うまく答える事が出来なかった。 娘は最近よく戦争について考えているようだ。お父さんが戦争に行くのをとても恐れている。 単純な質問に答えられないと…
三島由紀夫『潮騒』(新潮文庫)。 大学に入ったときに学部の先輩ではなくサークルの先輩に僕が文学部である事を話すと、「最近三島由紀夫の『潮騒』を読んだけれどとってもおもしろかった」と言っていたのを思い出す。 そのせいでもないけれど『潮騒』をず…
原民喜『夏の花』(集英社文庫)を読む。 夏の花三部作と呼ばれる、「壊滅の序曲」「夏の花」「廃墟から」を所収。 「壊滅の序曲」 広島に原爆が投下される前の日々を描いている。 毎晩警報が鳴り、広島が空襲に遭うという噂が広がって、人々が市街地から山…
三島由紀夫『戦後日記』(中公文庫)。 三島由紀夫に『戦後日記』という作品があるわけではなく、彼の日記形式で発表された文章を年代順に並べた本。 「小説家の休暇」と「裸体と衣装」のものが中心。 「小説家の休暇」として発表された昭和三十年六月〜八月…