2020-01-01から1年間の記事一覧
「ヨハネによる福音書」(文春新書『新約聖書1』所収)を読んだ。 他の福音書と違うところは、《わたしの教えは、自分の教えではなく、わたしをお遣わしになった方の教えである》(286頁)ということを何度かイエスが語るところだ。祖述しているだけだと…
吉川英治『新・平家物語(十)』(新潮文庫)を読んだ。 平清盛が死んだ。 一代で会社を築いたワンマン社長がいなくなったみたいに、清盛不在で平家の人たちは小物ばかりでまとまりがなく、もうダメな感じ。 木曾義仲の巴や葵や山吹など、女武者が多いが、こ…
「ルカによる福音書」(文春新書『新約聖書1』所収)を読んだ。 ここの解説で佐藤優が復活について、《イエスと同時代の人にとって、復活はそれほど珍しいことではない。夢や幻でイエスの姿が見えても、それは現実にイエスがいることと同じだからだ》(16…
「マルコによる福音書」(文春新書『新約聖書1』所収)を読んだ。 「マタイによる福音書」とほぼ変わらない。私などのようなものには一緒。少し短い。 佐藤優の解説の解説によれば、「マルコによる福音書」にはイエスの復活が書かれていないということ。書…
昔、横山秀夫の小説『64』を原作としたNHKのテレビドラマ(ピエール瀧主演)を見たときにものすごくおもしろかった記憶があるので、テレビドラマ『ノースライト』も期待して見た。 おもしろくないことはなかったが、奇妙な感じだった。 わりと雑な設定の上…
「マタイによる福音書」(文春新書『新約聖書1』所収)を読んだ。 文春新書の『新約聖書1』には佐藤優の解説がついていて、少しだけ興味を惹かれるようになっている。 二段組だが字もそんなには小さくないし、一般的な聖書よりも紙が薄っぺらくない。 イエ…
佐藤優『人生の役に立つ聖書の名言』(講談社文庫)を読んだ。 佐藤優は以前中村うさぎとの対談を読んだときに、本物のキリスト教徒だなと思ったことがありキリスト教徒として信頼している。 しかし本物なので、やはり私には理解できないと思うことも多い。 …
フロイト『幻想の未来/文化への不満』(光文社古典新訳文庫)を読んだ。 収録されているのは「幻想の未来」「文化への不満」「人間モーセと一神教(抄)」。 フレデリック・ルノワールの『スピノザ よく生きるための哲学』に「幻想の未来」のことが少し出て…
スピノザの『エチカ』を読もうかと思って、書店で立ち読みして、レジに並ぼうと思ってやめるということを何度か繰り返している。 僕にはこの本が、どうにも読めそうにないように思える。 この書き方はちょっと無理だろうなと思う。 それでも興味はあるのでま…
吉川英治『新・平家物語(九)』(新潮文庫)を読んだ。 頼朝のところに義経がやってくる。頼朝は昔の、爽やかな感じがぜんぜんない。 清盛は歯が抜けて、もうおしまいの感じ。
フレデリック・ルノワール『スピノザ よく生きるための哲学』(ポプラ社)を読んだ。 とても良い本で、私にとって何かいろいろなことが読んでいて腑に落ちる気がした。 『聖書』をどのようにして読むのかよく分からなかったのだが、スピノザの『神学・政治論…
津崎良典『デカルトの憂鬱 マイナスの感情を確実に乗り越える方法』(扶桑社)を読んだ。 特に「10 デカルトはたっぷりと「自分の能力を使いきる」」と「14 デカルトは少しずつ「慰める」」の章が印象に残った。 たまにもう、私のサラリーマン人生は短く…
吉川英治『新・平家物語(八)』(新潮文庫)を読んだ。 いよいよ我らが佐殿(すけどの・源頼朝のこと)が動き出す。 このようにずっと虐げられてきた人が動き出したときにそれに付き従っていこうと待っていた人がいるという感覚が今となってはよくわからな…
雑誌「芸術新潮」の「没後50年 21世紀のための三島由紀夫入門」を読む。 写真だけでなく内容もしっかりしていて良かった。 美輪明宏のインタビューで、三島由紀夫がノーベル文学賞がとれなくてがっかりしていたときに美輪が励ましたら「君は強いね。どう…
吉川英治『新・平家物語(七)』(新潮文庫)を読んだ。 源義経と弁慶が出会う話は有名で、何度か映像で見たりしたことある。 義経が女装していて、橋で出会うのだが、どうしてそのような状況になっているのかは知らなかった。 義経が平時忠に逃がしてもらっ…
昨夜テレビで「ベストアーティスト2020」という音楽番組を、録画していた気になる歌手の部分だけを見たのだが、もっとも良かったのはSEKAI NO OWARIでもMr.ChildrenでもなくDISH//だった。 SEKAI NO OWARIの新曲「silent」は少し前に別の番組でも聴いたが、…
吉川英治『新・平家物語(六)』(新潮文庫)を読んだ。 鹿ヶ谷の陰謀の話が中心。 少しこの巻は退屈だったかもしれない。 終わり頃に有綱の祖父の頼政が、源氏なのに平家の手下になっているということでずっと馬鹿にされていたが実は平家に対抗しようと密か…
ロジャー・ミッシェル監督の『ノッティングヒルの恋人』を観た。 この映画を私は観たことがあるのかどうかいつも分らなくなるのだが、過去の日記を参照すると観たことがあるようだ。 ロマンティック・コメディで、ジュリア・ロバーツ演じるアメリカの女優が…
テレビで「名探偵ポワロ エジプト墳墓のなぞ」を見る。 これまで見たものと違い短篇の映像化だった。ポワロが依頼を受けて仕事をしていた。お金はもらっているのだろうか。 短いものでもやはり誰が誰だかよくわからなくなる。しかし映像なので黙って見ていれ…
吉川英治『新・平家物語(五)』(新潮文庫)を読んだ。 北条政子の行動が謎だった。縁談を断らずにおいて、婚礼のときに相手の家に火をつけさせて逃げる。 ちょっとここの行動がよく分からなかった。そんな覚悟があるのなら最初から断れよ、と思ったがそう…
吉川英治の『新・平家物語』は新潮文庫で二十冊あるのでなかなか長い。 いまのところ飽きずに読めているが、たまにちょっと疲れると白洲正子の『十一面観音巡礼』を読んでいる。 『十一面観音巡礼』は新潮社からカラー写真が多く載っている(という。実物を…
吉川英治『新・平家物語(四)』(新潮文庫)を読んだ。 この巻は表紙の通りずっと義経だった。 二巻で描かれた頼朝ほどは魅力的ではなかったように思う。
テレビドラマ「名探偵ポワロ」シリーズの「雲をつかむ死」と「愛国殺人」を見た。 「ABC殺人事件」がおもしろかったので他のものも録画して見たのだが、どちらも途中からよく分からなくなってしまった。というのも、たぶん、どちらの話も別の人物に変装する…
吉川英治『新・平家物語(三)』(新潮文庫)を読んだ。 いろんなことが起きたように思うが特にこの巻で強く印象に残ったことはあまりない。 清盛が神戸のあたりの大輪田泊に港を作ろうと一生懸命やっているのが少し印象に残る。なんども失敗しながらやっと…
テレビで「BS1スペシャル 黒澤明の映画はこう作られた〜証言・秘蔵資料からよみがえる巨匠の制作現場〜」を見た。 おもしろかった。 山﨑努がインタビューに答えていて見ていると、黒澤明の映画ではなく伊丹十三の映画を見たくなった。 井川比佐志を久しぶり…
吉川英治『新・平家物語(二)』(新潮文庫)を読んだ。 吉川英治ってこんなにおもしろかったんだね、と思った。 崇徳上皇が讃岐でお経を書いて、それを都のお寺に置いてもらおうとしたらそれすら断られて、怒り狂うところなど印象に残る。 しかしやはりこの…
谷崎潤一郎の『盲目物語』(新潮文庫『吉野葛・盲目物語』所収)を読んだ。 昔一度読んだことがあるが、盲目の語り手がお茶々をおぶったときに尻の感触を感じるところが印象に残り、今回もやはり印象に残る。 同じ人物を表すのでもひらがなと漢字がまぜこぜ…
吉川英治『新・平家物語(一)』(新潮文庫)を読んだ。 新潮文庫版は二十冊あるのだが、初めてのメルカリで全巻購入した。 平清盛が白河天皇の息子だという話が出てきて、これは大河ドラマ『平清盛』でも出てきたのだがどれくらい本当の話なのだろうか。ほ…
NHKで放送しているドラマ「名探偵ポワロ」がちょうど「ABC殺人事件」だったので録画して見る。 デビッド・スーシェがポワロを演じるこのドラマは昔からよくやっていて、なんどかちらりちらりと見たことはあるのだが、わりと長いのできちんと最初から最後まで…
桜庭一樹訳『女殺油地獄』(河出書房新社『日本文学全集10』所収)を読んだ。原作者は近松門左衛門。 三浦しをんの『仏果を得ず』で主人公が、『女殺油地獄』の与兵衛が阿呆で共感できないというようなことを言っていたが、確かに共感できない人物。自分勝手…