2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

内田樹『常識的で何か問題でも? 反文学的時代のマインドセット』

内田樹『常識的で何か問題でも? 反文学的時代のマインドセット』(朝日新書)を図書館で借りて読んだ。 「おや?」と思ったのは「まえがき」で、 《僕は断固として「最悪の場合に備える」派です。》(7頁) と言っているあたり。 内田樹は昔よく、悪い予想…

高橋源一郎『今夜はひとりぼっちかい? 日本文学盛衰史 戦後文学篇』

高橋源一郎『今夜はひとりぼっちかい? 日本文学盛衰史 戦後文学篇』(講談社)を図書館で借りて読んだ。 小林秀雄と大岡昇平がツイッターでやり取りするところを本屋で立ち読みし、「おもしろそう」と思い買おうかと思ったが「ちょっと待て」と思い図書館で…

頭木弘樹編訳『絶望名人カフカの人生論』

頭木弘樹編訳『絶望名人カフカの人生論』(新潮文庫)を読んだ。 カフカと父親との関係に興味を持った。 あまりに厳しい親に育てられると、神経質な子どもはカフカのようになる。またはあまりに親が厳しいと子どもは神経質になる。 と思った。 こうやってカ…

武田百合子 『新版 犬が星見た -ロシア旅行』

武田百合子 『新版 犬が星見た -ロシア旅行』(中公文庫)を読む。 以前『富士日記』を読んだときに好きで、『日日雑記』も読んだのだが、『犬が星見た』は字が小さくて読んでいなかった。今回新版が出たので読んだ。 武田泰淳と竹内好と武田百合子がロシア…

佐々木典士『ぼくたちは習慣で、できている。』

佐々木典士『ぼくたちは習慣で、できている。』(ワニブックス)を図書館で借りて読んだ。 きちんと習慣づけて生きていかなければいけないな、とずっと思っているのだがなかなかできなくて、またこの本を読んでも思い、なんとかしたいと思っている。 この人…

頭木弘樹『絶望読書 苦悩の時期、私を救った本』

文庫になっているのが気になって、買おうかとも思ったのだが初めて読む著者の本だし、そんなにたいした内容でもないかもしれないので、頭木弘樹の『絶望読書 苦悩の時期、私を救った本』(飛鳥新社)を図書館で借りて読んだ。 とてもおもしろかった。この人…

『刑事コロンボ』死の方程式

少し前にNHKで『刑事コロンボ』をこれから放送しますという番組をしていて、船越英一郎が司会をしていた。 番組の冒頭で船越英一郎がコロンボのモノマネをするのだが、「ウチのカミサンがね」とは言わなかった。船越英一郎のカミサンはどうしているかなと思…

山田昌弘『底辺への競争』『悩める日本人』

佐藤優の本を読んでいたら出てきたので、山田昌弘『底辺への競争 格差放置社会ニッポンの末路』(朝日新書)と、ついでに『悩める日本人 「人生案内」に見る現代社会の姿』(ディスカヴァー携書)を図書館で借りて読む。 『底辺への競争』は読んで、暗い気持…

宮崎駿監督『もののけ姫』

録画していた宮崎駿監督『もののけ姫』を観た。 長いので二日に分けて見たが、迫力があって見応えのある良い映画だった。 観ていると黒澤明の時代劇映画を見ているような雰囲気があった。それを目指している部分もあったのだろう。 おっことぬしが祟り神にな…

幸田文『台所のおと』

幸田文『台所のおと』(講談社文庫)を読んだ。 『台所のおと』を読みたいと思ったのは確か高橋源一郎の何かの本を読んだときで、もうずいぶん昔たぶん、二十代の頃じゃないかと思う。 他の幸田文の本はいくつか読んでいるのだけれど、なかなか読まなかった。…

佐藤優『40代でシフトする働き方の極意』

佐藤優『40代でシフトする働き方の極意』(青春新書インテリジェンス)を図書館で借りて読む。 四十代なので何か参考になることはないかと思い読んだ。わりと切実に。 しかし最初の章だけ読めばそれで良いような本だった。 山田昌弘著の『底辺への競争』と戸…

村上春樹編訳『恋しくて』

村上春樹編訳『恋しくて - TEN SELECTED LOVE STORIES』(中公文庫)を読んだ。 ちょっとあまり本を読む気がしなくて、一度読みたいと思ったことのあるこの短編小説集を読んでみることにした。 最初のマイリー・メロイの「愛し合う二人に代わって」がたいへ…