2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧
大江健三郎・柄谷行人『大江健三郎 柄谷行人 全対話 世界と日本と日本人』(講談社)を図書館で借りて読んだ。大江健三郎が1994年にノーベル賞をもらう前後の三つの対談。 最初の中野重治の話は私には興味が持てず理解できなかった。 真ん中に収録されて…
川上未映子・村上春樹『みみずくは黄昏に飛びたつ 川上未映子 訊く/村上春樹 語る 』(新潮文庫)を読んだ。 川上未映子が村上春樹にインタビューする本で、はじめは村上春樹のいつものはぐらかしに少し腹の立つ感じだったが、読んでいるとおもしろくなった…
大江健三郎の『僕が本当に若かった頃』(1992年)の収録作品(「治療塔」を除く)を読んだ。(講談社『大江健三郎全小説6』所収) 「ベラックヮの十年」 おもしろい。 妻が出掛けた隙にイタリア語の個人教師と性的な雰囲気になるのが、わりとわくわくし…
大江健三郎の『いかに木を殺すか』(1984年)の収録作品を読んだ。(講談社『大江健三郎全小説6』所収) この短篇集はほんとうに読みにくい。「揚げソーセージの食べ方」だけが唯一読みやすい。 「揚げソーセージの食べ方」 「『芽むしり仔撃ち』裁判」…
A.A.ミルン文・E.H.シェパード絵『プー あそびをはつめいする』(岩波書店)を図書館で借りて読んだ。 イーヨーが川で浮かんでいて、そこにプーが助けようとして大きい石を落とすところは可笑しかったが、いったいこの話はなんなのかよくわからなかった。
A.A.ミルン文・E.H.シェパード絵『イーヨーのあたらしいうち』(岩波書店)を読んだ。 わかりにくいが、私の娘はこの話を理解できるのだろうか。彼女が読み終わったら聞いてみよう。 前作と違って、クリストファー・ロビンの父親が語るという格好になってい…
いまは大江健三郎の『いかに木を殺すか』に収録された短篇を読んでいるがとっても難しい。 このあと大江健三郎では、 ・『僕が本当に若かった頃』の短篇 ・『河馬に噛まれる』 ・『「雨の木」を聴く女たち』 ・『静かな生活』 は読むつもり。しかし『いかに…
オースン・スコット・カード『無伴奏ソナタ〔新訳版〕』(ハヤカワ文庫SF)を読んだ。 「エンダーのゲーム」 スポ根ものをSF風味で書いた小説だなと思い、あまりおもしろくなかった。 こりゃ僕にはあわないなと感じた。他の小説もそうならば、表題作だけ読ん…
大江健三郎の「身がわり山羊の反撃」と「『芽むしり仔撃ち』裁判」(いずれも講談社『大江健三郎全小説6』所収)を図書館で借りて読む。短篇集『現代伝奇集』(1980年)のうちの二篇で、文庫になっていない。 「身がわり山羊の反撃」 プロフェソール、…
A.A.ミルン文・E.H.シェパード絵『プーのはちみつとり』(岩波書店)を読んだ。 娘(七歳)のために図書館で毎週本を借りるのだが、僕が自分で読むことはない。 プーさんの話は大江健三郎を読んでいるとたまに出てくるので読むことにした。この前も『治療塔…
アルカジイ&ボリス・ストルガツキー『ストーカー』(ハヤカワ文庫SF)を読んだ。 タルコフスキー監督の映画『ストーカー』を観たことはあって、暗くてじめじめしたなかをぼそぼそ喋りながら男たちが歩く不気味な映画という印象しかないのだが、映画の印象よ…
頭木弘樹・NHK<ラジオ深夜便>制作班『NHKラジオ深夜便 絶望名言2』(飛鳥新社)を図書館で借りて読んだ。 もともとは川端康成のことがなぜか気になっていて、この本に川端康成について書かれているのを見て読もうと思った。 ガルシア=マルケスが川端康成…
前作に引き続き、ダニエル・ペトリー監督『コクーン2 遥かなる地球』を観た。 どのようなピンチにも陥らないだろうという安心感で、のんびり観ていられる。 繭(コクーン)から取り出されて研究対象にされている宇宙人は、なにも食べ物を与えられずにいるよ…
ロン・ハワード監督『コクーン』を観た。 楽しいときは歌が流れたりして、ハッピーエンドで、このころの映画はこんな感じだなと思った。懐かしくて、好きだなと思った。 宇宙人が結構開けっぴろげで、正体を見られてもへっちゃらだった。 大江健三郎の『治療…
メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』(光文社古典新訳文庫)を読んだ。 おそらく僕はこの本の新潮文庫版を以前図書館で借りて読もうとし、余りに退屈で途中で読むのをやめたのだと思う。なのでブログに感想も残していないのだろう。 今回は最後まで…
夜中に目が覚めて、メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』を読んでいたら、この本を読んだことがあることに気付いた。 いつ、どのようにして読んだのかはまったく思い出せないのだが、盲目の老人の家の隣に隠れて住んでいた怪物(いわゆる”フランケ…
オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界〔新訳版〕』(ハヤカワepi文庫)を読んだ。 『一九八四年』よりも気楽に読める。拷問がない。 もう人びとは特定の父親と母親からは産まれず、瓶で育てられる。 「母親」とか「父親」とかいう言葉が卑猥な印象を与え…
テッド・チャン『あなたの人生の物語』(ハヤカワ文庫SF)を読んだ。 名前の印象からケン・リュウと比較してしまうが、ケン・リュウのほうがおもしろかった。 「バビロンの塔」 天まで届く塔を作って、その先には天井があって、さらにそこに穴を開けようとし…
読んでいるとおもしろくなってきたので、大江健三郎を少しずつ読んでいこうかなと考えている。 まずは、未読の後期短篇を読むことから始めたい。 『いかに木を殺すか』も『河馬に嚙まれる』も『僕が本当に若かった頃』も読んでいない。 長篇小説は『同時代ゲ…
書店で見かけて、作家二人が映画を語るというのはおもしろいのではないかと思い、井上荒野・江國香織『あの映画みた?』(新潮社)を図書館で借りる。 しかしあまりおもしろくなくて、あまりきちんと読まなかった。 岩井俊二の『花とアリス』について語られ…
大江健三郎『二百年の子供』(講談社『大江健三郎全小説10』所収)。 良い機会なので読んでみる。 大江健三郎の三人の子供たちが四国の森で両親と離れて暮らし、その中で眠ると過去や未来へ行ける木のウロで眠って時空を旅する。大江健三郎は四国の森の昔…
ジェームズ・キャメロン監督の『アビス(完全版)』を、録画して、最近SF小説を読むし、であればSF映画も観てみるかと思って半分くらい観たがどうも既視感がすごい。ありふれたあらすじだからかなとも思ったが一応過去の日記を調べると、やはり見たことがあ…
大江健三郎『治療塔惑星』(講談社『大江健三郎全小説10』所収)を図書館で借りて読む。 『治療塔』が思いのほかおもしろかったので、続編を読むことにした。 しかし、これは、ちょっと……、身も蓋もない言い方をしてしまえば、おもしろくない。 朔ちゃんは…