2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

梯久美子『狂うひと 「死の棘」の妻・島尾ミホ』

梯久美子『狂うひと 「死の棘」の妻・島尾ミホ』(新潮文庫)を読んだ。 これはとんでもない本だった。ものすごくおもしろい。傑作。 島尾敏雄の『死の棘』を読んだ事はないのだが、読みたくなくなる。つらいだろうなと思う。 島尾敏雄も可哀想、息子も娘も…

吉永小百合と是枝裕和

昨日から急に腰が痛くなり、あまり動けず会社を休む。 する事がないのでテレビを見る。 録画していた「プロフェッショナル 仕事の流儀」の吉永小百合スペシャルを見る。 吉永小百合主演の新作映画(「最高の人生の見つけ方」)にはあまり、というかまったく…

是枝裕和監督『真実』

是枝裕和監督の『真実』を映画館で観た。 ひさしぶりの映画館で、途中でトイレに行ってしまった。家で映画を見る事に慣れすぎてしまって、劇場で観られなくなっている。 一緒に観たのは僕を含めて十人くらいであまり人気がないのかもしれないなと思った。 吹…

是枝裕和『希林さんといっしょに。』

是枝裕和『希林さんといっしょに。』(スイッチパブリッシング)を図書館で借りて読んだ。 是枝裕和の、樹木希林出演の映画を見返してみたくなった。 向田邦子の話や、森繁久彌の話を読んでいると、昔の芸能界の話は楽しいなと思った。森光子批判もすごい。 …

近藤誠・林和彦『がんは治療か、放置か 究極対決』

近藤誠・林和彦『がんは治療か、放置か 究極対決』(毎日新聞出版)を図書館で借りて読んだ。 究極対決というほどの対決でもなくて、近藤誠の圧勝に見えた。 林和彦はよく出てきたなと思う。すばらしい。 近藤誠が最初のほうで語っていたが、いろいろな人に…

岸見一郎『叱らない子育て』

『嫌われる勇気』を読んでアドラーに興味を持ち、岸見一郎の『叱らない子育て』(学研パブリッシング)を図書館で借りて読んだ。 子どもを叱らないでいたいとはいつも(叱っているとき以外は)思っているのだけれど、どうしてもやることが遅かったりすると叱…

近藤誠・萬田緑平『世界一ラクな「がん治療」』

近藤誠・萬田緑平『世界一ラクな「がん治療」』(小学館)を図書館で借りて読んだ。 世代の違いか、萬田緑平は患者本人の意思次第、近藤誠は医者に騙されて欲しくない、という気持ちが強いように思った。 なかなか、医者の言うことを信用してしまうという気…

北尾利夫『知っていそうで知らないノーベル賞の話』

北尾利夫『知っていそうで知らないノーベル賞の話』(平凡社新書)を図書館で借りて読んだ。まったく知らなかったのだが、少し知ることが出来た。 ノーベル賞は、物理学と化学と生理学・医学と文学と平和の五つの賞があり、ノーベルの遺言により、1901年…

井上ひさし『組曲虐殺』

井上ひさし『組曲虐殺』(新潮社『井上ひさし全芝居 その七』所収)を読んだ。 この巻に収められている『少年口伝隊一九四五』と以前読んだことのある『ムサシ』は読まなかった。 『組曲虐殺』は小林多喜二が主人公であるので、おもしろ可笑しい話ではないの…

三島由紀夫『金閣寺』

三島由紀夫『金閣寺』(新潮文庫)を読んだ。 ほんとうに久しぶりに、三十年ぶりくらいに読んだが、やはりおもしろくなかった。この小説の良いところがわからない。 三島由紀夫は日記を読んでも思ったのだが、理屈をこねだすと何を言っているのかよく分から…

井上ひさし『ロマンス』

井上ひさし『ロマンス』(新潮社『井上ひさし全芝居 その七』所収)を読んだ。 チェーホフが主人公で、そのチェーホフの少年、青年、壮年、晩年を四人の俳優が演じるというのがおもしろそうだと思った。 やはり戯曲は、読んでもおもしろいとは言っても、演じ…

AIでよみがえる吉本隆明

会社でNHKの番組「AIでよみがえる美空ひばり」について語っているのを聞いて(私にではなく話が聞こえたということ)、気になったので再放送を録画して見た。 AIで美空ひばりの歌い方を再現して新曲を歌わせるというものだが、結局はAIがすごいのでは…

井上ひさし『私はだれでしょう』

井上ひさし『私はだれでしょう』(新潮社『井上ひさし全芝居 その七』所収)を読んだ。 GHQ占領下のラジオ放送局の話。 記憶をなくした青年が誰であるのかを放送を通じて探すという話で、とってもおもしろそうなのだが、あらすじで期待するほどはおもしろく…

岸見一郎 ・古賀史健『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』

岸見一郎 ・古賀史健『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(ダイヤモンド社)を図書館で借りて読んだ。 少し前に流行って気になったのだが、図書館の予約が一杯でやっとブームが去ってから読めた。 これはとてもすごい本で、ほんとうは何度も…

井上ひさし『箱根強羅ホテル』

井上ひさし『箱根強羅ホテル』(新潮社『井上ひさし全芝居 その七』所収)を読んだ。 読むのは分かりにくい戯曲だった。 『紙屋町さくらホテル』がおもしろかったので、同じようにおもしろいことを期待したがおもしろくなかった。残念。