吉川英治『新・平家物語(二)』
吉川英治『新・平家物語(二)』(新潮文庫)を読んだ。吉川英治ってこんなにおもしろかったんだね、と思った。
崇徳上皇が讃岐でお経を書いて、それを都のお寺に置いてもらおうとしたらそれすら断られて、怒り狂うところなど印象に残る。
しかしやはりこの巻では源頼朝が登場し、彼の命が救われるところのあたりはとても興味深く読んだ。
中学生のときに読書感想文の課題図書で『義経記』を読んで以来、源頼朝のことが好きではないし、その後源平の話をあまり読んでこなかったので印象が変わっていないのだが、『新・平家物語』のせいで源頼朝のことが好きになるだろう。しかしこの後義経が出てきてどうなるか分らない。
いまのところ平清盛のことも嫌いになってはいない。