筒井康隆『虚人たち』

筒井康隆虚人たち』(中公文庫)を読んだ。
出だしは少しおもしろそうに思えた。これをどのように読めばよいかわからないが、そもそもどのように読めば最初からわかりきっていることがおかしいのかもしれない。読みながらルールを探るのもおもしろい。と思っていたが、最後までルールがよくわからないまま終わった。
突然、いなくなった妻や娘と話ができるのもよくわからなかった。
過去の回想という設定で登場させて、いまの彼女たちと話ができるということなのかなとも思ったがよくわからなかった。
1ページが1分という計算で、四時間三十五分(275ページ)ということなのだろうな。
もう少しおもしろかったり、おもしろくないにしてももっと筒井康隆の意図が知りたく思ったら『着想の技術』を読もうかと思っていたが、たぶん読まないことになりそう。